翻訳に関する公的資格は存在しませんが、様々な民間資格があります。
翻訳の仕事に就くには必ずしも必要な資格ではありませんが、実力を証明する上で有利に働くことがあります。
ここでは翻訳に関する代表的な資格を紹介します。
「ほんやく検定」は、実務翻訳に従事する翻訳者の育成と人材発掘を目的として実施されている民間資格です。
この試験は「商品として通用する翻訳であるか」というところを見ています。
ほんやく検定で2級以上に合格すれば、フリーとして仕事を得られる可能性が高くなります。
<翻訳検定詳細>
【受験資格】制限なし
【試験日】2月と7月の第4土曜日
【受験方法】インターネット受験と会場受験(仙台・東京・大阪・広島)
【試験科目】実用レベル英文和訳(1〜3級)、実用レベル和文英訳(1〜3級)、基礎レベル4級、基礎レベル5級
「翻訳技能検定」は以前「翻訳技能審査」という公的資格でしたが、平成15年度から民間資格になりました。
試験内容は一般的な共通知識問題に加えて専門分野があり、この試験によって点数ごとに1級〜5級に評価されます。
2級や1級はかなり難関であると言われていますが、それだけ実力があると証明されます。
<翻訳技能検定詳細>
【受験資格】制限なし
【試験日】第一回:6月下旬(英語のみ)第二回:10月下旬(英語・中国語)
【試験会場】東京・大阪・札幌
【試験科目】一般的な共通知識問題(60分)専門分野A(文化、芸術、スポーツ)、B(法律、政治、経済)、C(工学、科学、化学)、
D(バイオ、薬学、医学)の4部門からの1つ選ぶ選択問題
「翻訳実務検定」はプロの翻訳者の人材を発掘するための検定試験です。
試験は英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語から1ヶ国語を選ぶことができ、さらに電気、科学、農学といった合計16分野の中から
専門分野を1つ選択して翻訳能力と専門知識を検定する試験です。
試験によって1〜7級までつけられて、目安として3級以上が翻訳者としての合格ラインとなります。
<翻訳技能検定詳細>
【受験資格】制限なし
【試験日】4月中旬と9月下旬
【試験科目】6ヶ国語から1つ選択し和訳と外国語訳を行い、16の専門分野から1つ選択して専門知識を検定